THOUGHT家づくり五代~社長の思い~

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受け継がれていく塩山の歴史

その昔、兵庫県三田の大船山のふもとに、古くから開けた美しい集落がありました。
その中でも大工の家と言えば、塩山家のことでした。

大工道具を自転車に積んで、泊まり込みで家を建てました。
修業はつらいものでしたが、自分の腕一本でみんなを喜ばせることが塩山の男たちの誇りでした。

「うちの山の松が松くい虫にやられる前にこの木で家建ててほしい」
木は家の材にすることで新たな生命を与えられます。だから、塩山の男たちは心をこめてつくりました。

塩山が建てた家に住むのは顔なじみの人たちばかりだったので、手抜きなど考えつきもしませんでした。

ニュータウンが次々に開発されましたが、三代目の彦三郎棟梁は自転車で現場を回りました。
「マンションや道路ができても、三田は私の庭だ。そして大工たちは私の息子同然!」
88歳の棟梁はそう言って何十キロもの道を、毎日自転車で通いました。

平成3年3月3日、三田の町の中心地に塩山工務店の自社ビルが完成しました。
四代目 塩山勲が目指したのは、“古きよきものを大切にしながら、新しくていいものを積極的に取り入れていく家づくり”。そして冬の寒さや夏の暑さの中でも快適で、100年経っても住み続けることができるFPの家にたどり着きました。それが“塩山の家”になったのです。

そして平成19年、五代目塩山直彦が社長となりました。
大好きな三田で、手から手へ、心から心へと受け継がれてきた塩山の家づくりの伝統。
それをしっかりと受け止めた新社長 塩山直彦の胸に燃える想いとは―。

受け継がれていく塩山の歴史

 

社長 塩山直彦の想い

ものづくりの家に生まれて

ものづくりの家に生まれて

私が生まれたのは、曽祖父のそのまた父の代から大工をしていたという、まさに「ものづくりの家」でした。ものごころついた頃から「塩山さんは真面目だから」「そこまでしなくてもいいようなところまで、こだわってくれる」という評判が耳に入ってきました。でも、私には家を継ぐという自覚はなく、全く違う仕事をして生きていくつもりでいたのです。

そんな私を父が強引に入社させたのは私が21歳の時でした。命じられたのは現場の掃除と後片付け。ところがこれを繰り返しているうちに俄然面白くなってしまいました。何もない地面だったところに、基礎が出来、太い柱が立ち上がり、やがて立派な家になる。それを職人みんなが力を合わせて成し遂げることの素晴らしさに、私は魅了されてしまったのです。

思えばこれが私の中に流れている血というものなのかもしれません。それからの私は設計事務所に武者修行に出て設計の基本を学び、帰ってから現場監督、営業を経験した後に2007年、社長としての一歩を踏み出しました。

 

家づくり、この素晴らしい仕事

家づくり、この素晴らしい仕事

この世界に入るまでは、「とにかく真面目」という会社の評判を聞いても”それって商売気がなさすぎるのとちゃうの?”とか”こだわらなくてもいいところまでこだわっているんじゃないの”とか、正直言うと思っていたところがありました。

ところが現場の一員として家づくりに関った途端、誰よりもこだわり屋な自分に気づきました(笑)。お客様はそこまでこだわっておられないのに「いや、こうしましょう」とすぐに言ってしまうのです。

それでわかったんです。家づくりは商売じゃない、ものづくりなんやなあって。誰が見ていなくても、自分が見ているから、ちゃんとやりたいのです。でないとお客様に堂々と胸を張って引き渡すことができないのです。ああ、そうか。ひいひい爺様の代から塩山家の男たちがこの仕事を続けてきたのは、そこが魅力だったんだなと気づきました。”自分を問われる仕事”、家づくりとはそういうものだったのです。

もちろん会社としては、経営を成り立たせていかなくてはなりません。会社が潰れてしまっては、塩山で建ててくださったお客様のフォローができないからです。けれどそのために塩山が培ってきた美点を損なってはならない。仕事に見合うだけの対価をお客様にも納得していただいて、「結果的には高くなかったね」と言われるようにしていかなくてはならない。それが社長として自分に課せられた使命だと思っています。

 

塩山の“こころ”を未来へ

塩山の“こころ”を未来へ

私には弟と妹がいます。
弟は現場監督、妹は子育てをしながら会社で発行している「しおしお通信」を編集してくれています。

塩山 健一
兄貴の手伝いをしろと言われて入社しました。初めは私も現場の片づけから。来る日も来る日も家の解体をして、うわーしんどい仕事やなあと思いました(笑)。でももともと家具をつくったりすることが好きなので、この仕事は性に合っていると思います。現場監督になってからは、お客様の話を聞いていいアドバイスができて、それを喜んで受け入れてもらえた時にやりがいを感じます。

西本 祥子
私が兄・直彦と弟・健一の真ん中です。小さい頃から二人を助けてねって母からずっと言われていました。だから子どもの頃、一番家業のことを心配していたのは私じゃないかな(笑)いまはまだ子どもが小さいので兄から引き継いだ「しおしお通信」を発行するのが精一杯。兄がすごく丁寧に、いろいろなアイデアを盛り込んで編集していたので、レベルを下げないように頑張らなくては!

 

社長のことば

弟はおっとりしてやさしく、妹はちゃきちゃきしてスピーディ。そして私は細かい作業が得意な職人気質。でもいまでは3人が心をひとつにして、目標に向かって歩んでいます。

その目標とは先祖からの貴い贈り物をしっかりと受け継ぎ、より魅力あるものにして未来に手渡すこと。お客様の夢を聞かせていただき、それを形にするというこの素晴らしい仕事につけたことに感謝して、倦まずたゆまず努力していきたいと思っています。

 

そして、塩山の歩みはまだまだつづく。
大好きなふるさとがあり、大好きな人たちがいる限り。

 

TEL. 0120-965-886
受付/9:00~17:00

〒669-1528 兵庫県三田市駅前町10-18

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